石川県七尾市の”和倉温泉街”には、
観光客から地元の方まで
大人気のジェラートカフェ
「能登ミルク」があります。
目印は、シンプルな白い建物に「能登ミルク」の赤いロゴマーク。お店の敷地に入るとすぐにユニークなイラストが目に入り、メニューを選ぶだけじゃないワクワクが始まります。
もう入店前から楽しい
どこを見ても
楽しむ仕掛け
オープンしたのは2018年の4月。
能登上布の暖簾をくぐり店内に入ると、お店の主役"能登ミルク"と色とりどりのジェラートが並ぶショーケース、そしてスタッフさんの笑顔が出迎えてくれます。
能登上布の暖簾
どこか懐かしい瓶ミルク
定番のジェラートや旬のフレーバーも味わえる
光が差し込む窓際にはカウンター席、奥にはゆったり過ごせるテーブル席があります。遊び心でいっぱいの店内は、注文したメニューを待っている時間も楽しめます。見上げると現役を引退したミルク缶が並び、より「本物志向」を思わせます。
また商品提供に使われるトレイや店内の木製品は、石川県の県木"能登ヒバ"が使われていて、地元食材だけでなく地元素材にも触れ合えます。
小指が気になる
ロゴマーク
お店に描かれたイラストもネタが潜んでるのではないか?と想像してしまうデザインで、行くたびに楽しい発見に出会えます。
例えば「NOTO MILK FACTORY」の小指を立てて牛乳瓶をもつイラストは、あの小指は能登半島?と深読みしてしまいます。
実際に牧場で使用されていたミルク缶
どこか懐かしい味がする牛乳
牧草に農薬を使わず放牧主体で牛を育成するなど、9項目の基準を満たした牛乳が"能登ミルク"になります。
現代の酪農は生産性を高めるため、餌や飼育方法などが決まっていて牛一頭から約35リットル搾乳できます。しかし能登ミルクは昔ながらの酪農にこだわり、搾乳できる量は約12リットルほど。だいたい子牛一頭が1日に飲む量だそうです。この希少な能登ミルクは、現在能登地域の酪農家6件で搾られています。
一般の牛乳と比べると、能登ミルクは飲み口がまったく違います。
成分表を作り、一般的な牛乳と比較してもほとんど違いはありません。
能登ミルクの牛は5月から11月は放牧し青々とした牧草を、冬から春にかけては良く発酵させた干し草を食べます。
大手メーカーなどは、1年を通して一定の味を保っていますが、能登ミルクは季節によって味が変化します。
その時その時の"能登ミルク"を楽しんで貰うため成分無調整で提供しているそうです。
能登の大地で育まれた安心安全な牛乳。
スイーツ界のスペシャリスト、辻󠄀口博啓パティシエも絶賛です。
能登ミルク牛乳・能登ミルク飲むヨーグルトをセットにしました。
ご縁で生まれる商品たち
加賀屋コラボジェラートを特別に盛り付けていただきました!
※加賀屋限定販売商品です。
能登ミルクでは、ジェラートだけでなくコーンポタージュやコーヒーなども提供しています。
どれも素敵なご縁で生まれたコラボ商品が多く、コーンポタージュは金沢や野々市で店舗をかまえる「HUM&Go」とのコラボレーション。
熱々のカフェラテは金沢の焙煎士の手によって、能登ミルクに合うコーヒーを目指し、時間をかけて試作を重ねました。
独特のキャラクターが描かれたキーホルダーやTシャツなどのグッズもまた印象的です。
店頭に並ぶジェラートは、定番の「能登ミルク」「能登ミルクヨーグルト」そしてスペシャリテ※「宙(そら)」の3種をメインに、十数種類が提供されます。
ジェラートの種類は旬のものを含め200種以上、素材に出会ったら即商品になるほど2〜3日のペースで新しいジェラートができます。できるだけ地元の食材を使い、春ならサクラやヨモギ、フキノトウなど先取りで商品を準備します。
通うたびに新しいジェラートに出会えますが、コラボジェラート商品だけは店頭に並ばないそうです。
和倉温泉の"加賀屋"とのコラボジェラート「中島菜レアチーズ」や、"あえの風"とのコラボジェラート「湯の香とうふ」は各旅館でしか買えない限定フレーバーです。
他にもコラボ限定ジェラートを試作中だとか、新商品とても楽しみです。
※スペシャリテとは、シェフが最も得意とする料理のこと。
能登伝統野菜とレアチーズの
絶妙な調和が味わい深い「中島菜レアチーズ」
温泉の源泉を少量含んだ、
自家製豆腐の味が繊細な「湯の香豆腐」
人気のフレーバー上位4種とともに、
加賀屋オリジナルジェラートセットとしてご用意いたしました。
”こだわり”と”情熱”をジェラートに
社長の堀川 昇吾さん
店長の堀川 宙さん(娘)
今の「能登ミルク」になるまでのことを、社長の堀川 昇吾(ほりかわ しょうご)さんに聞きました。
昔、堀川さんは家業の牛乳販売を手伝いながら、スーパーに並ぶ牛乳の横に、倍の値段で水が売られていることが凄く疑問だったそうです。
ものには手をかけた分のコストや品質、それに見合った適正価格があります。そこから「牛乳のブランドを作るしかない」と思い、能登地域37軒の酪農家にブランド化を提案しました。最初に手を挙げてくれたのが酪農家の西出(にしで)さんでした。"能登ミルクブランドの定義9項目"を西出さんが考案し、農薬の影響を取り除くため土壌を整えたり、牛自体も変え試行錯誤を繰り返して能登ミルクが出来るまで7年。
仲間を募って最初は酪農家4軒からスタートし、軌道にのるまでにも多くの苦労があったと言います。
良いものが出来ても、今度はみんなに知ってもらう大変さがありました。
ですが、千葉県の幕張メッセで開催された「FOODEX JAPAN 2013」で、能登ミルクが金賞を受賞したことを切っ掛けに認知度が上がり、また翌年は能登ミルクヨーグルトが金賞受賞し、コンテストで認められた実績が力になりました。
あの印象に残る「能登ミルク」のロゴマークは、堀川さん自らがデザイン。しかし「のうとみるく」と読まれてしまい、「金賞を受賞して喜んでる場合じゃない!名称をちゃんと覚えて貰わなければ」と強く思ったそうです。なので「NOTO MILK」の読み方は後から入れたとか。
そして家族の力も大きいと語ります。
堀川さんの娘、宙(そら)さんは子供の頃から「将来はアイスクリーム屋さんになる」とずっと言っていたそうです。高校の調理科を卒業した宙さんは、東京の「ダルチアーノ」に就職され、日本に初めてジェラートを持ち込んだ植木 耕太(うえき こうた)シェフの下で修行。その後はイタリアボローニャで日本最年少ジェラートマエストロ・マイスターを取得。積み上げてきた経験や実力から、素材の味を舌で確認するだけで頭の中ですぐにレシピができるほど。
今では能登ミルクの主戦力として美味しいジェラートを提供し、お店を飛躍させています。
大変な時期は奥さんの支えがあったから乗り越えられたと感謝していました。
今も仲間と家族の力で成長する能登ミルクです。
飽きさせない工夫が堀川さんのこだわりだそうで、お店を近々模様替えするため構想中とのこと。まだ足を運んでいない方は是非お店へ行ってみてはいかがでしょうか。
能登ミルクと能登の厳選素材を使った特製ジェラート8種類の味をどうぞ。
能登ミルクジェラートセット 発送元:能登ミルク(送料込)
4,700円(税込)
能登ミルクと能登の厳選素材でつくったジェラートです。
加賀屋オリジナル ジェラートセット(送料込)
4,700円(税込)
能登の大地で育まれた安心安全な牛乳。
能登ミルクセット 発送元:能登ミルク(送料込)
3,900円(税込)